古い駅舎にラーメン屋　止別駅

◆古い駅舎にラーメン屋　止別駅

知床斜里駅を出て、次の止別駅に向かう。時刻はやっと午前7時を過ぎた。国道244号線の手前の一般道を右折し、止別方面に走る。果てしない直線道路が続いていてとても壮観だ。右の車窓には、オホーツク海があるのだが、車からは見えていない。おそらく、列車なら海岸沿いを通るので、雄大なオホーツク海が見えるのだろうと想像するのであった。やがてこの一般道は、国道244号線と合流し、網走方面に走ることになる。やがて、止別駅に着くことが出来た。止別とはアイヌ語で「冷たい川」という意味で、止別川から来ているそうだ。到着早々だったが、釧路行きの一番列車が来たようだ。学生が1人乗っていっただけだった。駅舎は古く歴史を感じさせる建物だが、半分以上ラーメン屋に間貸ししていてとても残念だ。こんな歴史のある建物を間貸しまでしないと採算が取れないのだろうか。形振りかまわない市場原理主義の一端をこんな田舎で垣間見るのであった。

ところでこのラーメン屋味はどうなのだろうか、ラーメン党の私にはとても気になるが、食したいと思っても、まだ午前7時台ということで店は閉まっている。諦めて次の駅へ行こう！