遠矢駅(釧網本線)
◆ネズミ捕りをしていた遠矢駅
道東の雄大な景色を楽しみながら、やがて別保駅の手前まで戻ってきた。ここから国道44号線を右折し、一般道に入って釧網本線の遠矢駅を目指す。この辺りは、大型ダンプカー頻繁に通る危険な道のようだ。産廃処分場のようなところが数箇所あったようだ。だからダンプカーが多いのか。雄大な自然とは裏腹なところを見たようで、これも人間が住む上では仕方がないのだろう。やがて、「←遠矢」の看板があった。看板通りに行くと、国道391号線に出た。遠矢駅はすぐそばのようだ。右折し、しばらく行くと遠矢駅が左にあったので左折しようとスピードを落としたとき、おまわりさんが、ネズミ捕りをやっていたのだ。違反車を遠矢駅へ入れる作戦のようだ。私も遠矢駅に行く用事がなければ、危うくネズミ捕りに引っ掛かっていたかも知れなかった。駅前にもも罠に掛かった獲物はいなかった。さて遠矢駅だが、釧網本線の基点、東釧路の次の駅だ。この辺りはまだ、釧路湿原の中ではないようだ。国道は交通量も多く、釧路市郊外っていったところか。駅舎は、1988年に建て替えられていて洋風のモダンな感じだ。少し離れた別保駅を意識して作られたのだろうか、形は少し違うがニュアンス的にそういう感じがする駅舎のようだ。案の定、駅舎内には誰もいない、列車が来ない時間帯なのだ。遠矢とはアイヌ語で沼の岸という意味がある。この辺りは釧路湿原の入り口にあたるところのようなのだ。ホームに出てみる、砂利を敷き詰めた1面1線の棒線駅だった。ホームの中央に陸橋があり、駅前と駅裏を結ぶ歩道が造られていた。これも駅利用者のためのやさしい気遣いなのだろう。
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