南斜里駅(釧網本線)
◆畑のど真ん中、ホームだけの南斜里駅
清里町駅を後に、次の南斜里駅へ向かう。南斜里駅は畑のど真ん中にある秘境駅なのだ。清里町の駅前の一般道を進むとやがて国道334号線の交差点に出た。直進すれば知床斜里駅方面に進むが、我が旅は,そうはいかない。国道に入らず、交差点を右折して、一般道を進まねばならない。この交差点からは南斜里駅は近かったが、目印がなく少し迷ったが、昨年もここに来ていたのでなんとなく駅に辿り着けた。駅からは酪農家の倉庫らしき建物が点在して見える。昨年となんら変わりのない駅の風景が今年もあるようだ。この駅は待合室すらないホームだけの究極の簡素駅と言えよう。風雨をさえぎる屋根もなく、広大な畑の真ん中に忽然と存在する南斜里駅は、利用客が少なく、普通列車さえ通過するダイヤとなっている寂しい駅だ。1日わずか上下で6本の停車しかないこの駅だが、利用者が居る以上廃止にはならないのだろう。駅名の由来は、斜里町の南にあるから南斜里となったらしいが、わかりやすくていいと思う。
ホームは、コンクリートで作られている。なぜか板張りではない。数年前までは、小さな待合室もあったそうだが、老朽化で壊れてしまい、それ以後は、待合室すら無くなってしまったそうだ。せめてホームにベンチぐらいは置いて欲しいと思うが、無理な相談なのだろうか、JR北海道さん。
スポンサードリンク
Copyright (C) 2007 北海道の駅へ遊びに行こう! All rights reserved.