緑駅(釧網本線)

◆みどりが満ち溢れる緑駅

川湯温泉駅をでて、次の緑駅に向かう。国道391号線は山間部を通り、やがて野上峠を超える。ここからは、根室支庁から網走支庁に入るのだ。峠を下ってかなり行くと、札弦方面へ行く一般道との分岐に来た。ここを右折し、札弦方面に入る。山道を少し行くと、緑駅方面と札弦駅方面の分岐に来た。緑駅方面に右折したそのとき、何かが車の前を横切った。犬のような感じだったが、おそらくキタキツネだと思われる。ほんの一瞬だったので、カメラに収めることは出来なかったのが残念であった。再度キタキツネが出てこないかしばらく待ってみたが、自然界の動物はこちらの思うようには行動してくれないのであった。程なくして緑の集落まで来た。駅もすぐわかった。駅前には「緑の湯」という温泉があるのだが、まだ早朝で営業をしていない。昨夜、標茶で温泉に入ったので特に必要はなかったのだが。

この駅は、元上札弦駅だったのだが、町制施行時に緑町となったのを機に翌年、駅名も緑駅に改名されたそうだ。駅舎はこじんまりとした派手さのない駅舎で、磯分内駅と同じようなイメージが採用されているようだ。早朝なので誰も待ち人は居ない。駅は私一人がいつも独占していて申し訳ない気分だ。ホームは2面2線の相対式で、列車交換も可能のようだ。ホームは眩いばかりの朝日に満ち溢れとても清清しかったのがとても印象に残る緑駅であった。

 

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