摩周駅(釧網本線)

◆まだ眠っている摩周駅

今日も早朝から行動開始となった。昨日と同じような時間だった。霧の中の南弟子屈駅を出て国道に出る。摩周駅に近づくにつれ、だんだんと霧が晴れてきたようだ。途中の国道にJA摩周の牛乳普及看板があった。朝っぱらからちょっといかがわしい看板のように見えるが。今日もハッスルハッスルで行こう! 

やがて、弟子屈の町に入ってきた。弟子屈町は、有名な摩周湖や屈斜路湖が近くあるところで北海道の観光スポットになっているところだ。国道を左折し駅前に着いた。駅前は広く摩周駅舎は大きくて綺麗なバブルを思い出すような駅のようだ。とても1日15本の列車しか運行のない駅には見えない。1990年に弟子屈駅だった駅名を摩周駅に改称し、観光駅としてふさわしい駅名になった。摩周駅は釧網本線の運行を管理している要所の駅なのだ。駅舎の横には足湯を楽しめる粋な計らいがある足湯温泉があった。まだ時刻は午前4時半ということで、釧路行きに始発まで1時間以上ある。駅舎内にも誰もいないようなので、ホームに出てみることにした。始発のキハ54が1番ホームと3番ホームに留置されているが、まだ運転士がくるには早いのだろう、エンジンも掛かっておらず、静かに眠っている。陸橋の上から少し辺りを見てみた。遥か向こうに青白く見えるのは、硫黄山だろうか。これから行く川湯温泉の近くにある山だ。霧はすっかりと晴れたようで、清清しい1日となりそうな予感のする摩周駅だった。

 

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