大きな駅なのに無人の清里町駅

◆大きな駅なのに無人の清里町駅

だんだんと太陽が昇ってくるが、釧網本線にはまだ列車が来ないようだ。札弦駅を出て清里町駅方面に向かう。釧網本線は平行して清里町駅に延びている。もう日が昇って2時間以上経つが釧網本線はまだ寝ているんだろう、というかこの辺りまで列車はまだ来ない時間なのだろう。5，6分走っただろうか、清里町駅にあっという間に着いてしまった。駅前は広大で、気持ちの良い駅前だ。この駅は、上斜里駅として開業したが、1956年に清里町駅と改名された駅である。これで、緑駅から3駅連続で駅名が改名された駅が続くことになった。「清里町」の駅名は小清水町の「清」と斜里町の「里町」を合体させて作られた駅名らしい。

時刻はもう午前6時を回っているが、この駅に来る1番列車は、午前7時11分の留辺蘂行きまでない。あと1時間は列車は来ないようで、駅舎内にもホームにも誰も居ないみたいだ。駅舎は割りと大きな駅だが、無人駅なのだ。立派な駅の表札が玄関にある。ホームも2面2線で広々としていて気持ちの良い駅なのだが、1日上下で15本の運行しかないダイヤは、寂しすぎる気がする。