茅沼駅(釧網本線)
◆タンチョウが居なかった茅沼駅
もうだいぶ日が傾いてきた。時刻は午後5時30分を少し回った。塘路駅を出て国道を北上し、丹頂鶴が飛来する駅として有名な茅沼駅を目指す。国道をしばらく行くと、茅沼方面に行く一般道が分岐していた。温泉らしき、施設も近くにあるようだ。駅はすぐにわかった。ここもおしゃれなログハウス駅に建て替えられていて、旧駅舎の面影は、微塵も感じられないのが少し残念だった。これで、釧路湿原駅から4駅連続でのログハウス駅となる。駅の看板には「タンチョウが来る駅」と書いてあるが、辺りを見渡してもタンチョウ姿は、一切見当たらない。タンチョウは、冬場に人里近く群れを作るらしい。渡り鳥ではなく、留鳥なのだが運が悪いのか、私は見ることができなかった。そうこうしてる間に、釧路方面から普通列車がやってきた。学生らしい人が列車から飛びだしてきて、待ち受けていたお迎えの車に乗り込んで去っていった。ここから乗車する人は居ないようだった。学生を下ろしたキハ54は、足早に次の五十石駅方面に発車していくのであった。タンチョウがが居るかもしれないと期待してきた茅沼駅だったが、タンチョウは幻と終わってしまった。
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